住宅関連, 注文住宅, 間取り

注文住宅ならではの構造の安定性

注文住宅の強さを客観的に把握したいときは、構造の安定性に注目しましょう。住宅性能診断にも、構造の安定という検査項目があります。構造の安定は、建物の強さに対する評価です。建物の強さは、地震が発生したときの揺れに対する強さと、台風や竜巻が発生したときの風圧に対する強さと、積雪に伴う重量と垂直方向の圧力に対する強さで検査されます。

注文住宅は自由設計が基本にあるので、施主が自由に間取りの希望を述べられます。デザインの柔軟性も豊かです。どのように自由度が高くても、しっかりとした建物としての強さが基本にあれば問題ありません。デザイン性や施主の希望を優先させすぎてしまうと、建物としての強さが確立できていない可能性も出てきます。

住宅性能診断は、施主と工務店だけではなく、第三者の目を通すことによって、確実に建物の強さが備わるように意図されています。注文住宅が建売分譲住宅よりも割高に感じられてしまう場合は、構造の安定性に注目して、どのようにして構造の安定性が備わっているのかを説明してもらうと良いでしょう。一般的なハウスメーカーの営業担当者では、構造の安定性を説明しきれない場合もあります。注文住宅の関係者は、設計者も施工者も、構造の安定性を熟知していることが多く、素人の発想や疑問にも親身になって答えてくれる傾向が強いです。

構造の安定性は、新築したときだけでなく、入居後も維持されることが大切です。注文住宅ならば、アフターケアや定期メンテナンスを通じて、構造の安定性を維持しやすくなっています。

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